「和田降板に透ける戦略」(朝日新聞記事より)
大敗の中に、王監督のしたたかさが見えた。
同じ短期決戦でも、3戦先勝制のプレーオフ第2ステージと4戦先勝制の日本シリーズでは、試合の組み立て方が違う。
特に第2戦の捕らえ方が、ポイントになる。日本シリーズでは第2戦に先発した投手は、もう一度先発することが可能だが、プレーオフでは難しい。だから西武は松坂に中5日の休養を与えて、この第2戦を取りに来た。正しい選択だろう。
王監督は、しかし、考え方を切り替えた。先発の和田を1回3分の2、47球で降板させた。変化球の制球が悪く、すでに5点を失っていた。実は、この交代は攻撃的なカードの切り方だった。
和田をこの第2ステージでもう一度使う、という意思表示だろう。「戦力」として、彼を残した。
ダイエーにとって誤算だったのは、敗れたことよりも、松坂を引っ張れなかったことだ。大量点をバックに6回82球では、今後、勝負どころでのリリーフを可能にしてしまった。
松坂と和田。同世代の2人が、日本シリーズへのカギを、もう一度握ることになる。
(編集委員 西村欣也 -2004.10.8 朝日新聞朝刊-)
でもこんな記事も
誤算!和田2回5失点KO/プレーオフ(日刊スポーツ)
頼みの和田が…まさかの今季最短KO(スポニチ)
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王監督は、しかし、考え方を切り替えた。先発の和田を1回3分の2、47球で降板させた。変化球の制球が悪く、すでに5点を失っていた。実は、この交代は攻撃的なカードの切り方だった。
和田をこの第2ステージでもう一度使う、という意思表示だろう。「戦力」として、彼を残した。
ダイエーにとって誤算だったのは、敗れたことよりも、松坂を引っ張れなかったことだ。大量点をバックに6回82球では、今後、勝負どころでのリリーフを可能にしてしまった。
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(編集委員 西村欣也 -2004.10.8 朝日新聞朝刊-)
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by erijoh19
| 2004-10-08 11:44
| ◆野球